動物の速さランキング|陸上・水中・空の最速生物は?
動物たちの速さランキング|陸上・水中・空それぞれの最速生物は?
あなたは、動物の中でどれが一番速いか知っていますか?チーター?それともハヤブサ?
実は、動物たちの速さは、陸上、水中、空中でそれぞれ異なり、驚くべきスピードで移動する動物たちがいます。
この記事では、陸上、水中、空それぞれの動物たちの速さランキングを紹介します。さらに、チーターやハヤブサより速い動物はいるのか、世界で一番遅い動物は何かといった疑問にもお答えします。
動物たちの驚きのスピードと、その背景にある生態の秘密に迫りましょう。
動物 速さ ランキング 一覧
1 | ハヤブサ | 鳥類 | 390km/h | 急降下時の速度。水平飛行では時速100km程度。 | ||
2 | チーター | 哺乳類 | 120km/h | 陸上動物最速。ただし、長距離走は苦手。 | ||
3 | バショウカジキ | 魚類 | 110km/h | 水中を泳ぐ動物の中では最速。 | ||
4 | クロマグロ | 魚類 | 100km/h | バショウカジキに迫る速度で水中を泳ぐ。 | ||
5 | エダツノレイヨウ | 哺乳類 | 98km/h | チーターには及ばないものの、長距離走ではチーターを凌ぐ。 | ||
6 | ダチョウ | 鳥類 | 70km/h | 飛べない鳥だが、その分、地上を走ることに特化している。 | ||
7 | ブラックバック | 哺乳類 | 87km/h | インドなどに生息するレイヨウの一種。 | ||
8 | ライオン | 哺乳類 | 80km/h | 百獣の王もチーターやブラックバックにはかなわない。 | ||
9 | シマウマ | 哺乳類 | 64km/h | 白黒の縞模様が特徴。 | ||
10 | グレイハウンド犬 | 哺乳類 | 70km/h | 犬の中でも特に足の速い種類。 | ||
11 | パタスモンキー | 哺乳類 | 55km/h | サルの中でもトップクラスの俊足。 | ||
12 | ヒヒ | 哺乳類 | 55km/h | 木登りが得意なサル。 | ||
13 | キリン | 哺乳類 | 50km/h | 長い脚で大きな歩幅。 | ||
14 | カンガルー | 哺乳類 | 70km/h | 跳躍力が自慢。 | ||
15 | ゴリラ | 哺乳類 | 40km/h | ウサイン・ボルトよりも速い。 | ||
16 | アフリカゾウ | 哺乳類 | 40km/h | 巨体ながら、人間よりも速く走れる。 | ||
17 | ウサイン・ボルト(人間) | 哺乳類 | 38km/h | 人類最速の男。 | ||
18 | ブラックマンバ | 爬虫類 | 16km/h | 毒ヘビの中でも特に速い。 | ||
19 | ナメクジ | 哺乳類 | 0.24km/h | 世界一遅い動物。 |
注記
- 速度は目安であり、個体や状況によって異なる場合があります
- この表では、主に動物の走行速度を比較しています
- 泳行速度や飛行速度は、本文中で詳しく解説しています
さあ、動物たちの驚きのスピードをもっと詳しく見ていきましょう!
動物の速さ一覧|陸上編
チーターの最高速度は?
チーターは、陸上で最も速く走ることができる動物として知られています。その最高速度はなんと時速100kmを超え、瞬間的には時速120kmに達することもあるそうです。これは高速道路を走る自動車にも匹敵する速度です。
チーターがこれほどの速度で走ることができるのは、その体の構造に秘密があります。しなやかに曲がる背骨、細く長い脚、そして地面をしっかりと掴むことができる爪が、チーターの速さの秘訣です。これらの要素が組み合わさることで、チーターは爆発的な加速力を生み出し、獲物を追いかけることができるのです。
ただし、チーターの速さは短距離走に限られます。長距離走になると、持久力のある他の動物に追い抜かれてしまうこともあります。
チーターより速い動物は?
陸上動物で最も速いのはチーターですが、実はチーターよりも速く移動できる動物がいます。それは、空を飛ぶ鳥類です。
鳥類の中でも特に速いのがハヤブサです。ハヤブサは急降下する際に時速300kmを超える速度を記録することがあり、これは動物の中で最速です。ハヤブサは獲物を捕らえるために、上空から急降下してその勢いで獲物を捕らえます。この狩りの方法に適応するために、ハヤブサは速く飛ぶ能力を発達させてきたと考えられています。
また、水平飛行の速度では、ハリオアマツバメが時速170kmで最速です。ハリオアマツバメは、空中で生活するのに適した体つきをしており、高速で飛行しながら昆虫を捕食します。
時速70kmで走る鳥、ダチョウ
ダチョウは、鳥類の中で最も大きな鳥であり、飛ぶことはできませんが、その代わりに地上を走ることに特化しています。ダチョウの走る速度は時速70kmにも達し、これは陸上動物の中でもトップクラスの速さです。
ダチョウは、強力な脚力と長い歩幅によって、高速で走ることができます。また、大きな翼は、バランスを保ったり、方向転換する際に役立ちます。ダチョウは、主にアフリカのサバンナに生息しており、ライオンなどの捕食者から逃れるために、速く走る能力を身につけてきました。
ちなみに、ダチョウは速く走るだけでなく、キック力も非常に強いです。そのため、ダチョウに近づきすぎると危険なので注意が必要です。
意外と速い!ゾウやキリンの速度
ゾウやキリンは、体が大きく、のんびりとしたイメージがあるかもしれません。しかし、実際には、彼らは私たちが想像するよりもずっと速く走ることができます。
アフリカゾウは、時速40kmで走ることができ、これは人間の短距離走者よりも速い速度です。ゾウは巨体にもかかわらず、強力な脚力と重い体重を活かして、地面を力強く蹴り出すことができます。
キリンもまた、時速50kmを超える速度で走ることができます。キリンは、長い脚と柔軟な体を持つことで、大きな歩幅で地面を駆け抜けることができます。
ゾウやキリンは、普段は穏やかな性格ですが、危険を感じると、その巨体とスピードを武器に、敵から身を守ります。
ブラックマンバは馬より速い?
ブラックマンバは、アフリカに生息する毒ヘビで、その攻撃性の高さから恐れられています。ブラックマンバは、馬よりも速く移動できると言われることもありますが、これは事実ではありません。
ブラックマンバの実際の移動速度は、時速16km程度です。これは、人間の短距離走者よりも遅い速度です。しかし、ブラックマンバは、草むらや木の上などを素早く移動することができ、獲物を追いかける際には、その俊敏性を活かして狩りをします。
ブラックマンバは、非常に危険なヘビですが、人間を積極的に襲うことはありません。もしブラックマンバを見かけても、近づいたり、刺激したりせずに、静かにその場を離れるようにしましょう。
人類最速の男を超える動物たち
人間は、進化の過程で二足歩行を獲得し、自由になった手で道具を使ったり、複雑な作業を行うことができるようになりました。しかし、移動手段としての「速さ」という点では、四足歩行の動物に比べて不利な面もあります。
実際に、人類最速の男、ウサイン・ボルトの100メートル走の世界記録を時速に換算すると約38km/hですが、これはゴリラやアフリカゾウの速度とほぼ同じです。パタスモンキーやヒヒに至っては時速50km/hを超え、人間をはるかに凌駕します。
草原で暮らすパタスモンキーやヒヒにとって、速く走ることは肉食獣から逃れるために不可欠な能力でした。彼らは、進化の過程で、速く走ることに特化した体の構造を獲得してきたのです。
一方、人間は道具や知能を発達させることで、速さという点で不利な点を克服してきました。狩猟においては、槍や弓矢などの道具を使うことで、素早い動物を捕らえることができるようになりました。また、集団で協力して狩りをすることで、成功率を高めることもできました。
このように、人間は速さ以外の能力を進化させることで、自然界で生き残る道を切り開いてきたのです。
動物の速さ一覧|水中・空中編
水中を泳ぐのが速い生き物は?
水中を泳ぐのが速い生き物といえば、どんな動物を思い浮かべるでしょうか?イルカやサメ、クジラなど、様々な海の生き物がいますが、その中でも特に速いのがカジキの仲間です。
カジキ類は、流線型の体と強力な尾びれを持ち、水中を高速で泳ぐことができます。その中でも最速を誇るのがバショウカジキで、その速度はなんと時速100kmにも達します。これは、水泳のオリンピック選手よりもはるかに速い速度です。
バショウカジキは、主に熱帯や亜熱帯の海域に生息し、魚やイカなどを捕食しています。高速で泳ぐ能力は、獲物を追いかける際に役立つだけでなく、サメなどの天敵から逃げる際にも役立ちます。
時速100kmを超える!マグロの速度
マグロもまた、高速で泳ぐことができる魚の代表格です。マグロは、常に泳ぎ続けていないと呼吸ができないため、一生のほとんどを海中を泳ぎ回って過ごします。そのため、マグロの体は、水の抵抗を少なくするような流線型になっており、強力な筋肉で尾びれを動かすことで、高速で泳ぐことができます。
マグロの種類の中でも、特にクロマグロは速く、時速100kmを超える速度で泳ぐことができます。これは、新幹線よりも速い速度です。クロマグロは、世界中の海に広く分布しており、日本でも重要な食用魚として知られています。
世界最速は鳥類!ハヤブサの速度
動物の中で最も速く移動できるのは、実は鳥類です。鳥類の中でも、ハヤブサは、急降下する際に時速390kmという驚異的な速度を記録しています。これは、新幹線や飛行機よりも速い速度です。
ハヤブサは、獲物を捕らえるために、上空から急降下して、その勢いで獲物を捕らえます。この狩りの方法に適応するために、ハヤブサは速く飛ぶ能力を発達させてきたと考えられています。
ハヤブサは、世界中の様々な地域に生息しており、日本では、北海道や本州の山岳地帯などで見ることができます。
ハヤブサより速い動物は?
ハヤブサは急降下時に時速390kmという、動物界最速のスピードを誇ります。では、ハヤブサよりも速い動物は存在するのでしょうか?
結論から言うと、現時点ではハヤブサよりも速い動物は見つかっていません。ハヤブサのスピードは、狩りの方法と密接に関係しています。ハヤブサは、高空から獲物めがけて急降下し、その勢いで捕らえます。この狩猟方法に適応するために、ハヤブサは進化の過程で、空気抵抗を減らす体型や、高速飛行に耐えられる体構造を獲得してきたと考えられています。
しかし、自然界は広大で、未知の生物や、まだ知られていない能力を持つ生物が存在する可能性もあります。もしかしたら、いつかハヤブサを超えるスピードを持つ動物が発見されるかもしれません。
世界で一番遅い動物は?
動物の世界には、チーターやハヤブサのように、驚異的なスピードで移動する動物がいる一方で、非常にゆっくりと動く動物もいます。では、世界で一番遅い動物は何でしょうか?
それは、南アメリカに生息する「ナマケモノ」です。ナマケモノは、その名の通り、非常にゆっくりとした動きで知られています。1日に移動する距離はわずか数メートルで、ほとんどの時間を木にぶら下がって過ごします。
ナマケモノがこれほどまでに遅いのは、彼らの生活スタイルと関係があります。ナマケモノは、主に木の葉を食べて生活していますが、木の葉は栄養価が低いため、エネルギーを節約するためにゆっくりと動くようになったと考えられています。
世界一走るのが遅い生き物は?
陸上で生活する動物の中で、世界一走るのが遅いのは、おそらく「ミミズ」でしょう。ミミズは脚を持たず、体全体をくねらせて移動します。その速度は、1秒間にわずか数センチメートルです。
ミミズは、土壌の中で生活し、落ち葉や微生物などを食べています。彼らは、土壌を耕し、植物の成長を助ける役割を担っています。移動速度が遅いのは、土壌の中という限られた環境で生活するために適応した結果だと考えられています。
亀とナマケモノどっちが遅い?
「のろま」の代名詞としてよく挙げられる動物に、亀とナマケモノがいます。どちらもゆっくりとした動きで知られていますが、一体どちらがより遅いのでしょうか?
結論から言うと、亀とナマケモノでは、ナマケモノの方が圧倒的に遅いです。
ナマケモノは、哺乳類の中で最も移動速度が遅い動物として知られています。その速度は、1分間に約4m、時速に換算すると約240mほどです。これは、人間の歩く速度の10分の1以下です。ナマケモノは、一生のほとんどを木の上で過ごし、木の葉を食べて生活しています。そのため、エネルギー消費を抑えるために、極端にゆっくりとした動きをするようになったと考えられています。
一方、亀の移動速度は種類によって異なりますが、一般的には時速数km程度です。陸上で生活するリクガメは、時速1kmにも満たない速度で歩く種類もいますが、水中で生活するウミガメは、時速30km以上の速度で泳ぐことができます。
このように、亀とナマケモノを比べると、ナマケモノの方がはるかに遅いことがわかります。
ナメクジの秒速は?
ナメクジは、陸上で生活する軟体動物で、じめじめとした場所を好みます。ナメクジは、体から粘液を分泌しながら、ゆっくりと移動します。
ナメクジの移動速度は、種類や環境によって異なりますが、平均的には秒速1.3cmほどです。これは、1時間に換算すると約46.8mです。
ナメクジは、主に植物の葉や茎などを食べて生活しています。夜行性で、昼間は石の下や落ち葉の下などに隠れて過ごします。
動物 速さ 一覧:最速と最遅の生き物たちまとめ
- ハヤブサは急降下時で時速390kmに達し、動物界最速である
- バショウカジキは時速100kmを超え、水中生物最速である
- チーターは陸上動物最速で、時速120kmに達する
- エダツノレイヨウはチーターに次ぐ速さで、長距離走に強い
- ダチョウは飛べない鳥だが、時速70kmで走ることができる
- マグロは時速100kmを超えるスピードで泳ぐ
- ブラックマンバは時速16km程度で、馬より速いというのは誤り
- ゾウやキリンは巨体だが、時速40~50kmで走ることができる
- 人類最速はウサイン・ボルトで、時速38km
- ナマケモノは時速0.24km以下で、動物界で最も遅い
- ナメクジは秒速1.3cmで移動する
- 動物の速さは、捕食や逃走、環境への適応など、様々な要因で進化してきた
- 人間は道具や知能、集団行動によって、速さの不利を克服してきた
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