ほぼ日手帳で3年連続コラボレーションを果たし、毎年多くのファンを魅了し続ける北岸由美さん。
温かみあふれる猫イラストで描かれる「しろねこ」の世界は、なぜこれほど多くの人を惹きつけるのでしょうか?
この記事では、北岸由美さんの作品世界から最新の活動情報まで、愛猫家なら知っておきたい全てを詳しく解説します。
読み終わる頃には、あなたも北岸さんの描く温かな世界にすっかり魅了されているはずです。
北岸由美とは?猫アートの世界で輝く人気イラストレーター
北岸由美(きたぎし ゆみ)さんは、東京在住イラストレーターです。豊かな色彩感覚と手のぬくもりを感じる絵本のような世界観で、多くのファンを魅了しています。
基本プロフィール
項目 | 詳細 |
---|---|
出身地・居住地 | 東京都 |
職業 | イラストレーター・絵本作家 |
代表キャラクター | しろねこ |
@yumikitagishi (11.1万フォロワー) | |
専門 | 猫をモチーフにした温かみのあるイラスト |
専門学校でグラフィックデザインを学んだ後、福岡のデザイン事務所勤務を経てイラストレーターに転身した経歴を持つ北岸さん。子どものころから描くのが大好きだったという原点が、現在の作品にも色濃く反映されています。
北岸由美の代表作品|「しろねこ」シリーズの魅力とは
絵本『ねこねこほいくえん おさんぽカー』(2021年)
北岸由美さんの絵本デビュー作として注目を集めたのが、2021年に講談社から出版された『ねこねこほいくえん おさんぽカー』です。
作品の特徴:
- 文: 石崎洋司
- 絵: 北岸由美
- 装丁: 坂川朱音
北岸さんは講談社えほん通信のインタビューで「イラストを描くのと、絵本を描くのは、まったく違う体験でした」と語っています。
この作品では、マルちゃん、ココちゃん、メイちゃんという3匹の子猫が、おさんぽカーで冒険する可愛らしい物語が描かれています。北岸さんお気に入りの黒猫マルちゃんは、「ココアだと思ったら、コーヒーで苦くって、泣いてるところ」という愛らしい表情も見どころです。
ほぼ日手帳とのコラボレーション(3年連続の人気企画)
北岸由美さんは2024年から3年連続でほぼ日手帳とコラボレーションを行っており、毎年多くのファンに愛される人気シリーズとなっています。
各年のテーマと特徴
- 2024年版: 「おみやげ」をテーマに80個以上のモチーフを描き込んだ作品
- 2025年版: 「旅行日記」と「おてがみ」をテーマとした描き下ろし作品を使用
- 2026年版: 「しろねこ」キャラクターが大フィーチャーされた最新シリーズ
2026年版の商品ラインナップ:
- ボールペン(しろねこフィギュア付き) – 北岸さん自身が粘土で制作した精巧なフィギュアを使用
- シール・刺繍ブックマーカー
- ロールふせん・ミニファイル
- ミニお手紙セット・ちいさな永久紙ぶくろ
- ひきだしポーチ(4サイズ展開)
- weeks「しろねこのまいにち」 – 週間手帳タイプ
過去作品の特色:
- 2024年「おみやげ」: アザラシのスノードーム、顔のついたがまぐち、猫の切手、バラの花のティーバッグなど、北岸さんが実際に大切にしているアイテムたちを80個以上描き込んだ宝物のような作品
- 2025年「旅行日記・おてがみ」: 昨年に引き続き描き下ろし作品を使用し、旅の思い出や手紙を書く温かな時間をテーマとした2つのデザイン
ほぼ日公式サイトでは「イラストから飛び出してきたようなノック部分のお人形は、思わずうっとりと眺めていたくなるような、とても愛らしい仕上がり」と評価されています。
北岸由美の作品スタイル|なぜこんなにも心を掴むのか?
色彩への深いこだわり
北岸由美さんの作品の最大の特徴は、豊かな色彩感覚と温かみのある筆のタッチです。ぬくもりを感じる色使いは、見る人の心を自然と和ませてくれます。
作品の特徴:
- 絵本のような世界観 – まるで物語の1ページを切り取ったような構成
- 手描きの温かさ – デジタルでは表現できない手作りの味わい
- 動物への深い愛情 – 特に猫に対する観察眼と愛情が作品に込められている
チャーミングなキャラクターたち
北岸さんの作品に登場するキャラクターは、どれも一篇の物語が込められた魅力的な存在です。
ギャラリー・ドゥー・ディマンシュの紹介では「チャーミングなキャラクターたちが登場する作品には、ほっと心を和ませてくれたり、クスクスっと笑ってしまったり、新しい発見にワクワクする要素が込められている」と評されています。
北岸由美の活動歴|展覧会・イベント情報(時系列順)
2021年の活動
- 絵本『ねこねこほいくえん おさんぽカー』出版 – 講談社より初の絵本作品を発表
- 原画展開催(2021年4月27日〜5月16日)- 東京・表参道 ギャラリー・ドゥ-・ディマンシュ
- サイン会開催(2021年4月29日)- 東京・谷中 ひるねこBOOKS
2024年の活動
- 企画展「動物のいる風景」Vol.2参加(6月17日開催)- 大阪 ギャラリーメゾンダール
- 作品展「おみやげ」開催(12月3日〜12月11日)- 東京・杉並区 HATOBA&SUTOA
- 住所: 東京都杉並区西荻北5-7-19
- 営業時間: 11:00-18:00(月・火曜休)
- 作品展「みてみて 100まいのさくひん展」開催 – 個展形式での大規模作品展示
2025年の活動(開催済み)
紙博 in 東京 vol.10(3月開催)
北岸由美さんはステーショナリーブランドとしても高い人気を誇り、2025年3月に開催された紙博にも参加しました。
出品商品:
- ステッカー – イラストの中からお気に入りのモチーフを使用
- ミニノート – 持ち運び用のコンパクトサイズ
- マスキングテープ – ラッピングや手帳デコに最適
- クロッキー帳 – 60ページの本格仕様
- コレクトアルバム – ハガキサイズと名刺・トレカサイズの2種類
個展「ときめき」(4月開催)
- 会場: ヨロコビto Gallery Cafe Art Card
- 期間: 2025年4月2日(水)〜4月20日(日)
- 営業時間: 平日11:30〜19:30、土日祝日11:00〜19:30(月曜休)
作品展「アニマルファンタジー」(6月開催)
- 会場: hacek (ハーチェク)
- 期間: 2025年6月11日(火)〜6月23日(日)
- 営業時間: 12:00-19:00(月曜休)
北岸由美作品の入手方法|グッズ・原画の購入ガイド
オンラインショップ
公式オンラインショップ:
- 北岸由美 公式ストア
- 決済方法: 現金、クレジットカード、交通系IC、各種電子マネー対応
ギャラリーでの購入
ギャラリー・ドゥー・ディマンシュでは、北岸さんの原画作品や限定商品を常時取り扱っています。
公式サイトでは「大人気の日付入りのミニキャンバスなど一点ものの作品のほか、毎日がちょっと楽しくなるステーショナリーやアクセサリーなどのオリジナル雑貨をご紹介」されています。
猫アート界での北岸由美の位置づけ|業界での評価と影響力
猫アート界のトッププレイヤー
北岸由美さんは、日本の猫アート界を代表する作家の一人として高く評価されています。
主な参加イベント:
- 東京猫美術展2025 – 日本一の猫アート専門イベント
- ねこアートフェスタ – 80人の猫絵師が集結する大規模イベント
- 動物のいる風景 Vol.2 – 大阪ギャラリーメゾンダールでの企画展
北岸由美から学ぶ|猫との暮らしが作品に与える影響
実体験に基づく表現力
北岸由美さんは実際に愛猫と暮らすアーティストとして、リアルな猫の魅力を作品に込めています。
公式プロフィールでは「東京都内で愛猫とともに暮らす」と紹介され、この日常体験が作品の温かみの源泉となっています。
まとめ|北岸由美さんが描く猫アートの未来
北岸由美さんの作品は、単なるイラストを超えた癒しと幸せの源泉として、多くの人々に愛され続けています。豊かな色彩感覚と温かみのあるタッチで描かれる猫や動物たちの世界は、見る人の心に深い安らぎをもたらします。
北岸由美さんの魅力ポイント:
- 圧倒的な画力と独自の世界観 – 絵本のような美しい色彩表現
- 商業的成功と芸術性の両立 – アートとしても商品としても高い価値
- SNSを活用した効果的な作品発信 – Instagram11万フォロワーとの積極的な交流
- 実体験に基づく説得力 – 愛猫との暮らしから生まれるリアリティ
2025年も精力的に活動を続ける北岸由美さん。これからも私たちの心を温かく包み込んでくれる素敵な作品を期待したいと思います。

参考文献・出典
- ギャラリー・ドゥー・ディマンシュ 北岸由美 作家紹介
- 北岸由美 公式ウェブサイト
- 講談社えほん通信 – 北岸由美さん夢の絵本デビュー
- 北岸由美 公式サイト – helloyumikitagishi.com
- ほぼ日手帳2026 – 北岸由美ボールペン しろねこ
- 北岸由美 Instagram公式アカウント
- 紙博 in 東京 vol.10 – 北岸由美
- 東京猫美術展2025
本記事は上記の信頼できる公式ソースから得た情報を基に作成しており、北岸由美さんの作品鑑賞の参考としてご活用ください。最新の展覧会情報については、各公式サイトをご確認ください。


