この記事を読むことで、ほぼ日手帳ファンなら知っておきたい久保田寛子さんの作品の魅力と、彼女が描く幻想的な世界観の秘密が分かります。また、久保田さんの代表作品や購入方法まで、ファン必見の情報を網羅的にお伝えします。
久保田寛子とは?ほぼ日手帳で注目を集めるイラストレーターの基本情報
久保田寛子(くぼた ひろこ)さんは、1971年生まれのイラストレーターです。セツモードセミナー、MJイラストレーションズを卒業後、アクリルガッシュを使った独特の技法で、風景、人物、動物を描く作品で多くのファンを魅了しています。
久保田寛子さんの基本プロフィール
項目 | 詳細 |
---|---|
生年 | 1971年 |
職業 | イラストレーター |
学歴 | セツモードセミナー卒業 MJイラストレーションズ卒業 |
専門技法 | アクリルガッシュ、版画 |
主な作品テーマ | 風景、人物、動物 |
SNS | @hiroko_kubota_ |
公式サイト | https://kuvotahiroko.jimdofree.com/ |
主な受賞歴・入選歴
illustration関連:
- 第155回・180回・220回 illustration ザ・チョイス入選
- 第39回ザ・チョイス年度賞入賞
絵本コンクール:
- 2019年、2024年 有田川絵本コンクール 優秀賞
- 2019年 tupera tupera賞同時受賞
- 2004年、2024年 ピンポイント絵本コンペ入選
- おひさま大賞(絵本)第9回 優秀賞
国際的な評価:
- 2022年 イタリア・ボローニャ国際絵本原画展入選
最新作品情報
2025年新刊予定: 久保田さんの最新作「おやつきかんしゃ」が2025年11月10日にあかね書房より発売予定です。
作品概要:
- タイトル: おやつきかんしゃ
- 発売日: 2025年11月10日頃
- 出版社: あかね書房
- 形態: 絵本(32ページ)
- 価格: 1,760円(税込)
- ISBN: 9784251099907
あらすじ: ねこさんが歩いていると、ドーナツが飛んできました。落とした機関車にとどけると、きつねさんとうまさんが貨物車につみこみ、ねこさんは一緒に乗ることになります。機関車は小麦畑を走り、駅でおやつを積み込んでいきます。丸いドーナツ、四角いおせんべい、三角のケーキと、形と数を覚えながら楽しめる絵本です。
久保田寛子の作品の特徴|「音が聞こえてきそう」な静寂の美学
久保田寛子さんの作品には、他のイラストレーターにはない独特の魅力があります。
「しんと静かな世界」を描く表現力
久保田さんの作品は「音が聞こえてきそうな作品が多くある」と評されながらも、実際には「しんと静かな世界」を描くことで知られています。この一見矛盾するような表現こそが、彼女の作品の最大の魅力です。
作品の特徴:
- 幻想的な色彩感覚 – 柔らかいグレーや淡い色調を基調とした独特の色使い
- 物語性のある構図 – 見る人の想像力をかき立てる不思議な世界観
- 細密な描写 – アクリルガッシュを重ねることで生まれる豊かな色彩の層
アクリルガッシュという技法の魅力
アクリルガッシュは、不透明感のある画材として知られています。久保田さんはこの技法を使い、以下のような効果を生み出しています:
- マットな質感 – 光沢を抑えた上品な仕上がり
- 色の重層性 – 何層にも重ねることで生まれる深みのある色彩
- 優しい印象 – 独特の質感による温かみのある表現
ほぼ日手帳での久保田寛子作品|人気デザインとコラボレーション
ほぼ日手帳での久保田寛子さんの活躍は、多くの手帳ファンにとって毎年の楽しみとなっています。
代表的な作品「貝の星」
久保田さんのほぼ日手帳作品の中でも特に人気の高い「貝の星」があります。
作品の印象:
- 幻想的な設定 – 空に浮かぶ乗り物と貝のかたちをした星々の表現
- 物語性 – 動物が空を見上げる静寂のシーン
- 想像をかき立てる世界観 – 表裏で展開される物語性
「今夜も線香花火の星降らし」の魅力
久保田さんの「今夜も線香花火の星降らし」は、シックな色調が印象的な作品として知られています。
特徴:
- 落ち着いた色調 – 深い色合いを基調とした大人っぽいデザイン
- 色彩の重層性 – 複雑に重なった色彩による豊かな表現
- 繊細な光の表現 – 線香花火の光を思わせる繊細な描写
人気作品「夜桜スノードーム」
「夜桜スノードーム」も久保田さんの代表的な作品のひとつです。
作品の魅力:
- 季節感のある表現 – 桜とスノードームの美しい組み合わせ
- 幻想的な世界観 – 現実と非現実が交差する不思議な空間
- 繊細な描写 – 桜の花びらとスノードームの透明感
音楽をテーマにした作品群
久保田さんは音楽をテーマにした作品も手がけており、「花あかりの音色」「和音待ち」などが人気です。
作品の特徴:
- 音楽と視覚の融合 – 音が聞こえてきそうな静寂の表現
- 詩的な世界観 – タイトルから想像が広がる物語性
- 独特の色彩感覚 – 音楽を色彩で表現する感性
久保田寛子作品の魅力|静寂と物語を描く世界観
久保田寛子さんの作品は、多くのほぼ日手帳ファンに愛され続けています。その魅力の一端をご紹介します。
作品から感じられる特徴
久保田さんの作品を見ていると、以下のような印象を受けます:
静寂の表現
「音が聞こえてきそう」と評されながらも「しんと静かな世界」を描く、独特の静寂感が作品全体に漂っています。
物語性のある構図
一枚の絵の中に、見る人それぞれが異なる物語を想像できるような構成が特徴的です。
アクリルガッシュによる色彩表現
不透明感のあるアクリルガッシュを使った、マットで優しい質感の表現が印象的です。
動物と風景の組み合わせ
動物たちが自然に風景の一部として描かれ、調和のとれた世界観を作り出しています。
作品を楽しむ視点
久保田さんの作品を鑑賞する際は、以下のような視点で見ることで、より深く楽しめるかもしれません:
季節感や時間 – 明確な設定がないからこそ、見る人によって感じ方が変わる
色彩の豊かさ – 一見シンプルでも、よく見ると様々な色が使われている
想像の余地 – 「この後どうなるのか」「なぜここにいるのか」と想像を膨らませる
よくある質問|久保田寛子について知りたいこと
Q1. 久保田寛子さんの作品はどこで見ることができますか?
A1. 以下の場所で作品を鑑賞できます:
- Instagram – @hiroko_kubota_ で最新作品をチェック
- 公式サイト – https://kuvotahiroko.jimdofree.com/
- ほぼ日手帳商品 – 実際に手に取って質感を確認
まとめ|久保田寛子の魅力と今後の展望
久保田寛子さんは、静寂の中に物語を感じさせる独特の表現でほぼ日手帳ファンをはじめ多くの人々に愛されているイラストレーターです。
記事のポイント振り返り:
- プロフィール – 1971年生まれ、セツモードセミナー・MJイラストレーションズ卒業の実力派
- 受賞歴 – ボローニャ国際絵本原画展入選など、国内外で高く評価
- 技法の特徴 – アクリルガッシュと版画による独特の色彩表現
- 人気作品 – 「三日月配達」「貝の星」「今夜も線香花火の星降らし」「夜桜スノードーム」「花あかりの音色」「和音待ち」など
- 最新情報 – 2025年11月に新刊絵本「おやつきかんしゃ」発売予定
- 購入方法 – ほぼ日公式サイトや書店での購入が可能
今後の展望: 久保田さんは絵本作家としても活動の幅を広げており、ほぼ日手帳でのコラボレーションと合わせて、今後もさらなる作品世界の広がりが期待されます。
忙しい現代だからこそ求められる「静かな時間」を提供してくれる久保田寛子さんの作品。あなたも彼女が描く幻想的な世界を手帳や絵本を通じて体験してみませんか?
